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天使のすむ湖2

[368]  雪美  2006-08-09投稿
俺は彼女の入れたコーヒーとピザを食べながら、部屋を見渡せば、シーズンオフの暖炉があり、冬は使っているのか、関係ないことが急に気になったりしていた。

なぜ俺を誘ったのか?お化け屋敷と噂されるだけあり、中は洋館作りである。
「こんな広い家に私一人なのよ、父親に近い年齢の方と結婚していたんだけど、二年前に亡くなって、自宅と別荘があったんだけど、自宅を売り払って気に入っていた別荘を残したのよ。」
寂しそうなのはそのせいなのか?はかなげな感じがした。
「ほかに身内もいなくて、今は主人の残した別荘とお手伝いのキヨさんだけの生活なの、時々こうして遊びに来てくれないかしら?一樹君さえよければだけど」
「いいんですか?俺だっていつ狼に変身するかわかりませんよー」
香里はクスクスと小さく笑うと、いたずらっぽい表情で
「いいわよー、一樹君みたいなカワイイ男の子なら」
俺のほうが真っ赤になっているのが恥ずかしくて、下を向いてしまい、美しい香里の大きな瞳が、俺を見つめていた。
「子供だと思ってからかっているんですか?」ちょっと怒り気味に言ってみる。「あら、怒らせたかなー、たまにお茶の相手やお話がしたいだけよー」

目的は何なのだろうか?美しい天使の絵がさっきまで寂しそうだったのが、こっちを見て微笑んでいた。
「この天使の絵はね、生きていると言われているのよ〜」
よく見ると香里に似ていて、真剣に見ていると、
「やだー本気にしたの?でも見る人の心を映すと言われているのよー」
そんな話をしていると、バイト先から電話が入り、もどることとなった。
また遊びに来ます、と約束に手作りらしいクッキーをいただいた。
毒なんか入ってないよなーなんて妙なことを考えた。

バイト先に戻ろうと外に出ると、さっきまでの霧は晴れて、静かな湖と色とりどりの花に飾られたもんを出た。

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