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星空のかなたに 21

[288]  Haru  2009-11-08投稿
つばさと別れる決心をした私だけど…

こんな私を
たくさんたくさん愛して
大切にしてくれた
つばさを傷つける……

将来二人で住む為の新居で一人、私を待っている彼を
絶望へと導くことが
本当に出来るのだろうか


でも、これ以上自分の気持ちに嘘はつけない

こんな気持ちでつばさと
結婚してしまったら
一生後悔すると思う

一番大切なのは         自分の気持ち

何日も何日も悩んだけど   
私は、決意を固め
つばさに会いに行った…


何も知らない彼は
いつもと様子が違う私に
すぐ気がついた…

私は、重い口を開く

「もう別れよう…」

つばさの親に結婚を反対され、全てキャンセルし
酷いこともたくさん言われ苦しかったこと

そして
元カレであるあなたを
今でも忘れられない事を
正直に伝えた

つばさは
私の話を聞きながら
涙を流す……

「ごめんなさい」

謝る私に

「別れたくない」と

すがるつばさ

二人で過ごした4年間が
走馬灯のように蘇り
涙が止まらない…


つばさは
もう会えないことを察し悲しそうに私に触れる


私達は
これで本当に最後なんだと…涙を流しながら
抱き合った…

ハードな仕事の疲れもあって、そのまま眠ってしまった彼を残し

私は一人、部屋を出た…


私は、
一番大切な人を傷つけた
           自分が傷つくことより 傷つけることのほうが 
何倍も何十倍も辛いって思い知った                 だけど                   その時はまだ
失ったものの大きさに
気がついてはいなかった


今まで

溢れるくらいたくさんの

愛をくれてありがとう…

優しく包み込んでくれる

つばさが大好きだった

あなたには 絶対に

幸せになってほしい…



本当に本当に
   ごめんなさい……


つばさの眠る部屋を  しばらく見上げ    車に乗った……。


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