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【夢くい】11

[409]  豚姫  2006-08-09投稿

「違和感とか無いね〜」
「そうだね」
上を見上げるとさっきまで4人がいた木がある。
「基盤が逆になったような感じだからな」
「これからどこに行くんだ??」
「すぐそこだよ」
エルフが指差したのは周りにある家よりも少し大きな目立った家。4人はその家に入って行った。

「皆無事かい??」
家に入ると椅子に座った老人が話しかけて来た。
「全員無事だよ、じっちゃん」
「初めまして。私はこのエルフの隠れ家の長ドルトン。もちろん種族はエルフです。お前は自己紹介したのかい??」
「あっ!!・・・俺も同じくエルフのトキだ」
ドルトンとトキが椅子に座り、ライトとミューとシキも椅子に座った。
「初めましてぇ。ミューで種族は魔女だよ」
「私は種族は人間でシキと言います」
「俺はライト。・・・」
「ライト??」
「・・夢くいだ」
「!!!!・・夢くい!!??それは珍しい」
「ライトって夢くいだったのっ!!??」
誰よりも驚いたのはシキだった。
「・・・あっ!!すみません」
「人間も見るのは久しぶりですよ」
「そうですよね」
「・・なぁ!!」
「何じゃ??」
「何で俺等を助けたんだ??」
「相手が悪い魔女だったからですよ。あの魔女は最近あの近辺を荒らしていた」
「あの魔女が・・」
ライトはゆっくりと下を向いた。
「夜が開けるまでこの町にいるといい。トキ空いてる部屋へ案内してあげなさい」
「あいよ。ついて来な」
3人はトキについて行きミューとシキ、ライト1人の部屋へと通された。

「ねぇ・・ミュー」
「なぁに??」
「ライト変だよね??」
「・・うん」
「ちょっと聞きたい事あるから様子見てくるよ」
「・・うん、お願い」
シキは部屋を出て隣にあるライトの部屋の扉をノックした。だが返事が返ってこない。ゆっくりとドアを開けて部屋へ入るとライトはベットで寝ていた。
「・・後でまた来よ」
シキはドアに向かいドアを開けようとした。
「・・・カ・・」
「えっ??」
シキはベットに近づきライトを見た。
「・・ヒカリ・・」

ライトの頬を一筋の涙が流れた。

感想

  • 3311: 訂正 エルフ→ウルフ [2011-01-16]

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