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梟は二度鳴く(14)

[206]  なつ  2009-11-10投稿
「最悪よ。あなたが殺した男からまだお金貰ってないし、服とか財布あっちに置いてきたままでしょ?どうしてくれるのよ?」

「年は?」

「はぁ?そんなこと関係ないでしょあなたには」
少女はうるさそうに顔をしかめたが、ミケーロが沈黙を保つと渋々口を開いた。

「十九よ」

「嘘だな」

「本当よ!」

それでもミケーロがじっと黙って冷たいまなざしをむけると、少女はたえきれなくなって、ため息をつくと答えた。

「・・・本当は十六」

「十六の子供が娼婦か。ここはシチリアだ。フィリピンやタイじゃない。マフィアの男と寝てまで金が必要なのか?」

「偉そうに言わないでよ。私のことなにも知らないくせに。自分は人殺しのくせに私を否定するわけ?」

翠の瞳がミケーロを真っ直ぐに捉えた。

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