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星の絆 最終話

[521]  三毛猫  2006-08-09投稿
炭鉱は閉山され港には
鉄くずを積んだ船が
一隻だけ停泊している
「こんな時間にすまなかったな龍・・・」
「・・・・いや」
しばらく無言の時間が過ぎる
「いつから気づいていたんだ」
「龍お前が最初に部屋に入った時だ お前は親父さんに触れもせずに彩に警察に連絡するように言った お前は死んでいるのがわかっていたからだ」
「そうか だがどうする。証拠もなければ実証はできないぞ」
龍二はニヤリと笑って見せた 「お前親父さんから責められていたらしいな
借金のことで」
「?!」 「ああ 親父のやつ俺には一円も財産は渡さないといいやがった
だから・・・」
「だからピックで心臓を刺し 手に拳銃を握らせ
時間がくるとレボルバーに引っかけた釣り糸を鳩時計が巻き取り自殺に見せかけた アイスピックで刺されると 傷跡もめだたず すぐには死なない
とやったわけだ」
「ふ 全ておみとおしという訳だ」
「!? 龍!!」
龍二は拳銃を取り出した
「お前が消えれば証拠も消える」
「ま 待て 俺は警察には言わない」
「信じられるかよ!!」
「じゃあ 撃っても構わない だけどこの本を見てくれ親友として 最後の頼みだ」
「・・・わかった・・・・・・!?」
「お前の親父の遺言だ そのペンダントは親父からお前へのメッセージだったんだよ 星屑と言う本
に二枚張り付けてあるページがあった 開いたら遺言がでてきたよ 財産は全て龍二に譲る また一からやり直してほしいお前ならできるってな」
本が手から滑り落ちる
ドーーン・・・・
「りゅううううー!!」
俺は自殺をはかった龍を抱き抱える 「もう・・・・やり直せ・・ないよはあはあ ありがとう・・・・俺の中に親父をとり戻して・・・くれ・・て」
「?!」
横で彩が泣いていた
隠れて見ていたんだろう
「俺はもうここには帰って来ない・・・じゃあなみんな」別れもつげず俺は空港に向かった
「水臭せーぞ」「そうよ!」「おまえら・・・」
「お前から貰った新しい命だ俺は自首する」
「!?龍・・」「だからお前も逃げるな」と言い龍は振り向き帰っていった 「あたし・・・ついてく 荷物もまとめてきちゃった」「勝手にしろ」俺は涙が止まらない「勝手にする!」彩は無邪気に腕をくんできた 帰る用事ができちまった・・ 完

感想

  • 3148: 面白かった。けど、読みにくい。句読点とかをもっと使ってくれれば、読みやすいと思う。 [2011-01-16]

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