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ユニゾンハーツ ?−6

[345]  ラスティ  2009-11-11投稿
彩音
「なるほど……それは柚姫が悪い」

柚姫
「う……はい」

柚姫はそう、しょんぼりしながら頷いた。
その柚姫の頭には狐の耳とスカートの下からは尻尾がフリフリと揺れている。

裕也
「にしても…今回は早かったな。気付かれるの」

柚姫
「う…………」

裕也はそう言うとクスクスと笑いながら柚姫を見ていた。

ヒビキ
『そんな事より説明してくれません?』

彩音
「そうだな……教えよう水無月家の秘密を……」

そう言う彩音師匠の目は真剣なものに変わっていた。

彩音
「この水無月家は先祖代々、この土地を守ってきた妖狐でな」

ヒビキ
『土地神……ってことですか?』

彩音
「まぁ……簡単に言えばそうなる」

という事は師匠は、狐ってことか……
ん?……待てよ…そういえば……

達也
「そういえば……師匠たちとはじめまして会った時に柚姫、師匠の事を‘おばあちゃん,って呼んでたけど……なんで?」

裕也
「それはな……師匠が今年で428歳だからだよ」

…………………はい?

今、なんとおっしゃいましたか?裕也さん?
428歳って………マジ?

達也&ヒビキ
『「えっーーーーー!!」』

彩音
「ちなみに私もちゃんと耳や尻尾、狐になることだって出来るぞ」

達也&ヒビキ
『「は、はぁ……」』

裕也
「でも…まさか一日でばられるとはな……俺はもう少し経ってからかと思ったけど」

裕也はそう言いながら僕の方を見ていた。
ちょっと待てよ……裕也はこのことを知ってるってことは……

ヒビキ
『もしかしてあんたも……』

裕也
「ああ、俺もお前たちと同じ体験をした」

つまり裕也も僕たちと同じで見てしまったということか……

彩音
「さて、この話はもう終わりだ。ご飯にするとしよう」

そう言うと彩音師匠と柚姫は台所へと消えて行った。
その後、夕飯を食べた僕たちは彩音師匠に連れられ、お風呂の裏手にやって来た。

それから1時間、僕と裕也は釜の前で火の番をした。
ちなみにお風呂に入ったのは師匠と柚姫、実体化したヒビキだった。
それが終わり、僕たちもお風呂に入り、部屋に戻ると僕たちはベットに入り、明日に備えて眠った。

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