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幼なじみsecret's ? (6)

[392]  杉山未波  2009-11-11投稿
結局、なぜか3日ほど学校を休むハメになってしまった俺は、久しぶりに学校に行った。
そして、早速いつものメンバー(加山、大沢、梶井)のとこにいった。
「はよー。」
「桜木っ!!!久しぶりだな。」
「そうか?」
「お前が休んでた期間、何があったか知ってるか?」
梶井が俺に聞いてきた。
しかもかなり神妙な顔をして。
「さぁ。」
はっきり言って分からなかった。
そんなの知らないし、年間予定表も初っ端4月に失くしたし。
「何も分かってない唯ちゃんに特別に教えてやろう………」
「唯ちゃん言うな。」
「それはな…」
「さっさと言ってくれ。」
いい加減にしてくれ…と思った。
梶井、大沢、加山の順に交互に言ってくるからさらにムカついてくる。
「それはな…」
「だから…」
「体力測定だ。」
「はっ?」
「だから、体力測定。分かるか?」
「殴っていいか?」
「なんでだよ!!!!!!!」
本気でキレ始めていた。
あんなに言うのを拒んでたくせに、答えが体力測定だぞ!!??
ふざけるなって感じだろ?
「だって、そんなに嫌なもんじゃないだろ?」
「分かってないな…これだから唯ちゃんはお子様なんだぞ!!」
「何がだよ。ついでに唯ちゃん言うな。俺はお子様じゃない。」
3人が俺の前に立った。
「体力測定…それは嫌でも全員が体操着になるんだぞ。」
「それがどうした。」
「今は夏だぞ!!汗とかかくだろ!?」
「そりゃあな。」
「女子は汗かいたら、体操着に張り付くだろ?透けるだろ?」
段々言いたい事が分かってきた。
「つまり、それを見れる絶好の機会が体力測定だと…」
「そゆことだ!!」
呆れた。かなり呆れた。
男がそういうの好きなのは知ってるが、そこまでするか?
まぁ、彩菜にとって、それは天国だろうがな…
やっぱり、彩菜はおかしい…のだろう。
男の俺でもまだよく分かってないとこを知ってて、好きで、それを好きだと言えることが。
少しだけ彩菜や加山たちが羨ましくなった。
それでも、そんな趣味や性癖は持ちたくはないが…

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