カバに恋する。2
「たーちゃん、今日電車で痴漢にあった…」
「は?痴漢?恵美に?物好きな男もいたもんだな」
夜、うちに来ていた隆行(彼氏)は寝ころびながらテレビを見ている。
「もーっ!何よ!こわかったんだからねっ」
「嘘だよ。冗談。こっちおいで」
そう言って、たーちゃんは私の頭をなでてくれた。
たーちゃんとは付き合ってもう3年が経つ。
たーちゃんは私より2つ年上。友達の紹介で知り合った。
今でも変わらずラブラブだ(照)
「それでね、近くにいた人が助けてくれたの」
「へぇ。捕まえてくれたの?」
「ううん。私のことドンッて押して痴漢から遠ざけてくれたの」
「なんだかなぁ。それ、たまたまじゃねぇの?」
「…そうかなぁ」
「それより!触られたところ消毒してやる!どこだ!どこ触られた!」
そう言ってたーちゃんは私の服を脱がせ始めた。
「そんなとこ触られてないよ〜」
次の日。
いつもの電車にあの人がいた。
昨日助けてくれた人。
続く
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