カバに恋する。4
今日、たーちゃんちに行こう。
夕飯何にしよっかなぁ。
なんて考えながら、朝電車に揺られていた。
「あれ?カバじゃん」
「相変わらずカバっ」
私の後ろで、ギャル男っぽい男が笑いながら話してる。
は?カバ?カバなんていないけど…。
変なの。
よし!今日の夕飯はカレーにしよう!
仕事帰りに、たーちゃんちの近くのスーパーに寄って、カレーの材料を買った。
たまねぎ、にんじん、じゃがいも…
なんかこうしてると新妻みたい?なんて考えて一人で笑ったりなんかして。
ルンルンでたーちゃんちに直行した。
ピンポーン♪
『はい』
「たーちゃん!恵美だよん。開けて」
『えっ恵美?!ちょ…ちょっと待ってて!』
やっぱり驚いてる。
やったね。作戦大成功!
でもなかなかドアは開かなかった。
続く
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