カバに恋する。8
あの人から渡されたマンガは、しょーもないギャグマンガ。しょーもなさすぎて、笑えた。
しばらくの間、ひたすらマンガを読み続けた。
なんにも考えたくなかった。
これからのことも。
たーちゃんのことも。
ハッ!
いつの間にか寝てしまっていた。
もう朝の7時だ。
まぁ いいや。今日仕事お休みだし…。
さすがにこの時間じゃ、たーちゃんもうちの前で待ってないだろう。
料金を支払い、店を後にする。
あの人、いなかった。
家に帰り、ずっとほったらかしてた携帯を見てみる。
着信17件。メール13通。
全部たーちゃんだ。
あーあ…
また涙が溢れてくる。
ピンポーン♪
「恵美…いるんでしょ?開けて」
たーちゃんだ。
「………」
「恵美…ほんとごめん」
「………」
ガチャ…
ドアを開ける。
神妙な面持ちのたーちゃんが立っていた。
「………将来、たーちゃんのお嫁さんになりたかったのに…」
「な、なれるよ」
「もうなれないっ!」
「なれるっ!」
たーちゃんは私を抱きしめてきた。
「嫌だっ!はなしてっ」
私は思いきりたーちゃんを突き飛ばした。
「もう…バイバイだよ…。……バイバイ…たーちゃん」
「恵美、俺、ほんと…」
バタンッ
たーちゃんが言葉を言い終わらない内にドアを閉めた。
続く
しばらくの間、ひたすらマンガを読み続けた。
なんにも考えたくなかった。
これからのことも。
たーちゃんのことも。
ハッ!
いつの間にか寝てしまっていた。
もう朝の7時だ。
まぁ いいや。今日仕事お休みだし…。
さすがにこの時間じゃ、たーちゃんもうちの前で待ってないだろう。
料金を支払い、店を後にする。
あの人、いなかった。
家に帰り、ずっとほったらかしてた携帯を見てみる。
着信17件。メール13通。
全部たーちゃんだ。
あーあ…
また涙が溢れてくる。
ピンポーン♪
「恵美…いるんでしょ?開けて」
たーちゃんだ。
「………」
「恵美…ほんとごめん」
「………」
ガチャ…
ドアを開ける。
神妙な面持ちのたーちゃんが立っていた。
「………将来、たーちゃんのお嫁さんになりたかったのに…」
「な、なれるよ」
「もうなれないっ!」
「なれるっ!」
たーちゃんは私を抱きしめてきた。
「嫌だっ!はなしてっ」
私は思いきりたーちゃんを突き飛ばした。
「もう…バイバイだよ…。……バイバイ…たーちゃん」
「恵美、俺、ほんと…」
バタンッ
たーちゃんが言葉を言い終わらない内にドアを閉めた。
続く
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