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真と偽5

[393]  ケシゴム  2006-08-09投稿
俊はユナの土下座に驚きを隠せなかった。

「頭上げてよ・・・あのさまだ聞きたい事があるのだけどいい?」

「いいですよ。」

ユナは頭を上げた。

「もしメシアが強くなり過ぎて手に追えなくなったらどうなる?」

「そうですね。この組織を潰されてあっちの世界を破壊するでしょう。」

「あっちの世界って?まさか・・・」

「はい、俊君が住んでいた現実の世界です。そもそもメシアの目的は世の中を無にする事なんです。」

「そんな事したらみんなが!家族や友達が苦しむだろ!!そんなの嫌だ!」

「大切な者を守りたいなら強くなりなさい!私は弱かったから大切な人を守れなかったのよ!」

ユナは感情的になった。
数分経ち俊の口が開いた。
「大切な者かぁ・・・俺にも守れるかな?」

「その気になればできますよ。人は努力しだいで変われますから。」

「俺はVKに入ります!んで努力して大切な者を守れるくらい強くなります!」
「はい!お互い頑張りましょう!」

二人は笑顔で握手を交した。

「では早速俊君には修業をしてもらいます。修業のパートナーを紹介します。典三入ってきて。」

俊の隣には渋い顔の男がいた。

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