愛して☆病まない..03
-------------------?--
辺りはすっかり
夕暮れどきになっていた
あ、あたしったら
いつのまに学校に...
ふと我に還り
校舎を眺める
「朝倉??」
後ろから聞き覚えのある
声が聞こえ
振りかえる
「やっぱぁ、朝倉じゃーん」
声の正体は
学年一を誇るイケメン
そして学年一の女タラシ
「小野寺....悠雨..」
毎日のように彼女をつれてる
男が...
何故一人でここに....
「ん??小野寺悠雨だけど?
朝倉、何でこんなとこにいんの」
「それはこっちのセリフよ!
珍しく今日は彼女をつれてないのねー」
「バイトの帰りだよ
珍しいかな...
てか俺いまちゃんと好きな奴いるし」
へー...
小野寺にも好きな子できるんだ
ちょっと興味あるかも...
あたしは
さりげなく聞いてみることにした
「だ、誰??」
小野寺は顔を赤らめて
こっちを見て
ニッコリ笑った
「お前?」
その瞬間
小野寺があたしの手を
引っ張り
唇がちかずいた
でもあたしは冷静だった
さすが、手が早い。
しかも軽い
でもコイツの女の子リストに
入ってたまるか
Σゴン!!!
「いってぇ!!!!!」
小野寺の頭に頭突きをして
くちずけをさけた
「残念だけど....
あたしはあんたみたいな軽い男とだけは付き合いませんから
私のことマジなら
まずその明るい髪の毛真っ黒にしてでなおして!!!!」
あたしは捨てぜりふをはいて
ダッシュで一直線に家に帰り
階段を駆け上がる
まったく小野寺のやつ
人のこと馬鹿にしすぎ?
すっかりもぬけの殻になった
部屋に寝転んだ
あ、あたし
明日からは
郁斗ん家に帰るんだ....
てか
皆にはなんて言おう
いくらなんでも
クラスメートと住んでるしかも男女って
ちょっと問題じゃない???
--------------------?---
感想
感想はありません。