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カバに恋する。16

[166]  ゆう  2009-11-17投稿

『……はい』

「吉田です」

『…はい?』

「吉田恵美です」



シーン…

あれ…?

ドア、開けてくれない。



やっぱり引かれたっ!

うちまで押し掛けてっ!
ストーカーか!て感じだよね。

怖いよね!も〜馬鹿!




「…川端さん。ごめんなさい。風邪だって聞いて心配で…あの…果物とか買ってきたから、外に置いとくね…」

ドア越しにあいさつして、荷物をドア前に置き、帰ろうとしたその時。


バタンッ!

勢いよくドアが開いた。

「…びっ…びっくり…しました…」

川端さんはパジャマ姿で出てきた。頭はいつもに増してもじゃもじゃだ。
「…引いちゃった?」

「…なにがですか」

「お粥作ってもいい?」
「……助かります…ゴホッ」


私は川端さんちに入り、お粥を作った。

まるで新妻みたい?なんてね。




え…

何?

私…こんなルンルンしちゃって…




私…



川端さんに…


恋してる!?



続く

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