「好き」の数だけ 1
それは中1の冬からの
出来事だった。
「おはよ〜」
「おはよっ!麻歩」
今日は晴れていた。
雲ひとつない青空とは、まさにこのことだろう。
私、谷口 実季は、いつも麻歩と登校している。
麻歩は頭いいし運動神経いいし、スタイルがよくて明るくて・・・
私から見たらなんでも出来るこってかんじ。
そんな私はというと、普通の成績に運動はニガテでスタイルもよくない。
だから私は麻歩を尊敬してる。
いつものように話しながら登校し、私は1−4麻歩は1−2に向かう。
この時のいつめんは、かな・ゆうき・なみだ。
その3人にあいさつしたあと机に向かうのがお決まり。
「今日、委員会あるやん!」
誰かがそう言った。
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