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放浪者…第六話「子供兵士」

[336]  ユータ  2006-08-10投稿
「くそっ!卑怯だぞ!ゴルンザイム」
カイルが刀を構える。ユータはガラスに刺さった弾を見たままだ。
「さぁ〜…わが息子達よ…奴らを消せ!」
パチンと指を鳴らすと、顔色も悪く、正気を失った子供達が、不気味に肩を揺すりながら早足で二人に迫る。「く、来るぞ!」
カイルの刀がキラリと光る。
「こんくらいか…」ガチャ?と弾の火薬をいじり、シリンダーに詰める。
「おい!ユータ!」
「いっけぇ!!」バクゥンッ。
放たれた鋭い弾丸は、再びガラスに突き刺さった。
「ふふふふ…無駄だ!」
ガアゥン?…鳴り響く弾丸の発射音。最後の一発が放たれた。
「残念だったな…」勝利に笑みを浮かべたゴルンザイムのこめかみに銃弾が突き刺さった。
「なっ……に…」
「やった!」
乗り掛かってきた子供を傷つけないように振り払いながらカイルが叫んだ。
「何度も撃てば穴開くかなぁって思ってね。同じ場所に撃ち込んでみた」
さらりと言いながら、新しいシリンダーを拳銃に詰める。
「おのぉれぇぇ!」怒りをあらわにしてゴルンザイムがガラスを突き破って降りてきた。
「貴様ら許さんぞ!集え!我が息子達よ!!」ゴルンザイムにわらわらと子供達が覆い被さった。

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