貧乏野郎とお嬢様 1話
春である。俺はとうとう高校生
だ。高校生になると皆高校デビュ
ーしたいと思うだろう。当然俺も
その1人だ。今までの邪悪な過去
とはおさらばして新しい俺に生ま
れ変わるんだ。でも、現実は厳し
く、俺は入学してから3ヶ月経っ
た今では『ヤンキー&貧乏』とい
った印象が根強いてしまった。
俺は今まで母親に育てられてき
た。父親は俺が産まれる前に死ん
だらしい。家は普通よりちと貧乏
ではあったが苦には思わはかった
。そんな家庭でも母親は俺をちゃ
んと高校に通わしてくれた。
俺は生れ付き背中に変な模様が
ある。それに気付いたのは小学生
の頃でクラスメイトがこれを発見
して一時騒然となった。それ以来
俺は『ヤンキー』と呼ばれるよう
になった。
一年生の秋。俺はいつもと同じ
ように学校に登校し、教室に入ろ
うとした時だ。
ドスッ。
何かにぶつかった。しかし、俺
の目の前には何もない。
「下よ。どこ見てんのよ。」
次の瞬間、俺はそいつに脛を蹴
られた。
「痛ってェェェェ。」
こんな小さい女に・・・え?小
さい?
「小さいからって馬鹿にしないで
くれる?」
そこには髪を腰まで伸ばしたと
てつもなく小さい女の子(?)が
立っていた。
「フンッ。」
「お前・・・!!」
「何よ?」
「いや・・・前髪に米粒が。」
「!!!」
強烈に赤くなった女の子に俺は
思いっきり胸ぐらを掴まれそのま
ま連れ去られた。
「ちょっとあんた空気読みなさい
よ、超恥ずかしいじゃん!!」
「いやだって米粒が。」
「だから空気を。」
「まだついてるぞ。」
「!!」
何なんだこいつは。学校に登校
したばかりの奴を屋上に連れ出す
とは。
「で、それだけか?」
早く教室に入りたい気持ちから
か俺は尋ねた。
「あぁ、そうそう。」
女の子は何か思い出したのか俺
に一枚の紙を手渡した。
「あんた、あたしの専属執事にな
りなさい。」
「・・・・?」
わけが分からなかった。屋上に
連れて来られて何を言い出すかと
思えば何?専属の執事?
「えっとつまり俺がお前の世話を
見ると?」
「そう。」
「・・・・。」
「私の専属の執事よ?これ以上に
ない光栄よ?」
「つーかお前誰?」
「!!!??」
だ。高校生になると皆高校デビュ
ーしたいと思うだろう。当然俺も
その1人だ。今までの邪悪な過去
とはおさらばして新しい俺に生ま
れ変わるんだ。でも、現実は厳し
く、俺は入学してから3ヶ月経っ
た今では『ヤンキー&貧乏』とい
った印象が根強いてしまった。
俺は今まで母親に育てられてき
た。父親は俺が産まれる前に死ん
だらしい。家は普通よりちと貧乏
ではあったが苦には思わはかった
。そんな家庭でも母親は俺をちゃ
んと高校に通わしてくれた。
俺は生れ付き背中に変な模様が
ある。それに気付いたのは小学生
の頃でクラスメイトがこれを発見
して一時騒然となった。それ以来
俺は『ヤンキー』と呼ばれるよう
になった。
一年生の秋。俺はいつもと同じ
ように学校に登校し、教室に入ろ
うとした時だ。
ドスッ。
何かにぶつかった。しかし、俺
の目の前には何もない。
「下よ。どこ見てんのよ。」
次の瞬間、俺はそいつに脛を蹴
られた。
「痛ってェェェェ。」
こんな小さい女に・・・え?小
さい?
「小さいからって馬鹿にしないで
くれる?」
そこには髪を腰まで伸ばしたと
てつもなく小さい女の子(?)が
立っていた。
「フンッ。」
「お前・・・!!」
「何よ?」
「いや・・・前髪に米粒が。」
「!!!」
強烈に赤くなった女の子に俺は
思いっきり胸ぐらを掴まれそのま
ま連れ去られた。
「ちょっとあんた空気読みなさい
よ、超恥ずかしいじゃん!!」
「いやだって米粒が。」
「だから空気を。」
「まだついてるぞ。」
「!!」
何なんだこいつは。学校に登校
したばかりの奴を屋上に連れ出す
とは。
「で、それだけか?」
早く教室に入りたい気持ちから
か俺は尋ねた。
「あぁ、そうそう。」
女の子は何か思い出したのか俺
に一枚の紙を手渡した。
「あんた、あたしの専属執事にな
りなさい。」
「・・・・?」
わけが分からなかった。屋上に
連れて来られて何を言い出すかと
思えば何?専属の執事?
「えっとつまり俺がお前の世話を
見ると?」
「そう。」
「・・・・。」
「私の専属の執事よ?これ以上に
ない光栄よ?」
「つーかお前誰?」
「!!!??」
感想
感想はありません。