彼女がくれた2つの物語#6
みぃと初めて切ないデートをして
それから一週間後…
自分達は甲子園出場に向け出発した
連日、甲子園の近くで練習やら開会式の予行練習やらであっというまに大会5日目の第2試合の時を迎えた
朝から小雨混じりの天気だった
高鳴る鼓動と緊張感で甲子園という魔物にナインが落ち着かなかった事を思い出す
試合前に応援スタンドに一礼をしに行くと…
最前列にみぃがいつもの笑顔で自分を見ていた
「みぃ…ここまで来れた…甲子園に…」
そう心でつぶやきベンチに戻り開始時間をまった
そして試合が始まった…
小学生から初めて夢の甲子園までこれた
みぃ…もしみぃと出会ってなかったら
みぃ…自分は野球を続けていたのかな
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