カバに恋する。18
次の日、仕事おわりにマンガ喫茶に向かった。
川端さんが好き。
自分の気持ちははっきりしてる。
告白する決心をして、
いざ出陣!!
「…いらっしゃいませ」
「おつかれさまです!」
ドキドキドキ…
き、緊張する…。
「あのっ…私…」
川端さんは私をじっと見ている。
「私、川端さんが、好きに、なって…」
「…………」
川端さんは表情ひとつ変えず、私を見ている。
「あ、の…?」
「…からかってるんですか?」
「え?」
「冗談はやめてください」
まったく表情を変えないで、淡々と川端さんは話した。
私の告白は…川端さんにまったく届いてない…。
「私、川端さんが好きなんです…」
「……ほんとにやめてください」
「だって!好きなんだもん!」
「誰かに何か言われて言ってるんですか?」
「!?」
「…もう、こりごりなんですよ…そういうのに、付き合うの…」
私が、誰かに言われて、告白してると、思ってる?
続く
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