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Xue−光の行方− act.10経由

[369]  紅乃  2006-08-10投稿
「「…」」
「…天上都市までの経由を私が説明するねっ☆まずこの王都から東に進んで麗瓏(れいろう)の街メイリー。そこから北へ行って隠れ里レフュージ。さらに北へ行ってガオ雪山。で、ガオ雪山の中にあるホンデェ・ルィンズっていう遺跡へ行くの。そしてそこから空間転移して、天上都市に到着☆」
「空間転移…」
「……………十夜さん。」
「なんだ?」
「ぼく達はシエンさんにお話があるのでその間十夜さんは眠っておいて下さい。」「は?」
「vishon-voice 幻の力よ旋律となりてかの者を眠りへいざなえ…フェアリーソングッ!!」
「十夜っ!!」
倒れる十夜の体をランが支える。
「邪魔者はきえたね…話をはじめよう。」
「え…話ならさっき…」
「…ぼく達は護衛を雇いにここへきたわけではありません。あなたを…天上都市へおつれするためにここに派遣されたんです。…シエン・レイ・シャンリアンさん…」















「ここ…どこだ?」
あたりをみまわすと、どうやら王都フォーゲットの宿屋のようだ。
「あ!そういえばおれランに魔法で眠らされて…ランのやつ…」
乱暴に部屋の扉をあける。「もう…おそいよ十夜!もう昼だよ!?護衛のくせに依頼人待たせてどうすんのっ!!」
ばごっ!
「いてっごめんシエン…」
「それはそうと十夜さん。」「あっ!ラン!てめー昨日はよくも…」
「ダイエットをされたほうがよろしいですよ?昨日ベッドまで運ぶのにどれだけ大変だったことか…」
「うっ!!…ってお前のせいだろっ!!」
「まだ怒ってますか…?」
「当たり前だろ!?」
「じゃあ仕返しに十夜さんがぼくを眠らせてください。その代わり十夜さんはぼくが目をさますまでぼくを背負って歩き、その上ぼくのぶんまで戦わなければなりませんけどね。」
ランの目が光る。
「あれ?ランってこんなに黒かったっけ…」
「失礼ですねぇ…ぼくの肌はいつだって真っ白ですよ!!」
ぐいっと袖をまくし上げて腕を十夜にみせる。女みたいな腕だ。確かに白い。が…「うまくはぐらかされた…」「何か言いましたか?」
「なっ何も…」
リオが振り向いて叫んだ。「みんな早く行かないと今日は野宿になっちゃうよ?」
こうして旅が始まった。

感想

  • 3145: ホラーのほうにも投稿してみました。多分明日あたりには更新されてると思うので、時間があったらみてください。Xueよりはだいぶうまくできたと思います。要するに自信作です。題名は「ねぇ、私に言葉を頂戴?」です。―紅乃 [2011-01-16]

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