携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> 日常茶飯事? 〜25〜

日常茶飯事? 〜25〜

[456]  梨希  2006-08-10投稿

耳の奥で、火曜サスペンス劇場のテーマが流れる。
今の状況にはピッタリとあっている。

「・・これ、アンの写真じゃない?」

そこには誰かを威嚇するように、ちょっとキバを出したアンが映っていた。

「「えっ?」」

お兄ちゃんと翔ちゃんがやっとあっち向いてホイを止めた。

「アン…え?・・???」

翔ちゃんは理解が出来ないようだ。
私も理解ができる訳無い。ついさっきここに越してきたんだから。
もちろんお兄ちゃんもだ。

「んん〜・・?ってかここどこなの?」

「蓮、ここは駐車場だ。」

何日本昔話みたいに感情こめて言ってんの。

「んな分かりきった答え私が求めている訳ないでしょうに。
この写真の中の場所。翔ちゃん何か知らないの?」

「うん・・。だって俺の家絨毯敷いてあるし。」

「毎日って事はないでしょ。洗濯しない系?」

「臭い系?」

「喋り方が古臭いわ。」

「やっぱ臭い系?」

「黙れ。臭い啓。」

「「ダサッ」」

「絨毯ぐらい洗うわ!!!!でもこの頃雨ばっか降ってて
この前はいつぐらいやったかなー…。オカンに訊こか?」

「今帰ったらヤバくない?超ヤバくない?」

「ヤバい啓ヤバい蓮ヤバい翔。」

「何ノってんねん。変な兄妹やなぁ。」

「「よく言われます」」

「あぁそうですか。」

さて、話を元に戻そう。でなければ延々に続きそう。

「これ日付とか写真に書いてないのか?普通かいてんだろ?」

お兄ちゃんが写真を覗き込む。
多分、私の話を元に戻そうよオーラが伝わったのだろう。

「書いてない・・・切られてるんちゃうん?コレ」

「「・・・」」

そうみたいだ。右隅がスッパリ切られている。
ってか下全体が直線に切られてるから気付かなかったんだ。
誰が、何のためにこんな事…。

次回に続く!!(カッコイイ終わり方しちゃった系)

〜続〜

感想

感想はありません。

「 梨希 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス