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戦争について

[396]  ディナー  2009-11-20投稿
明日、僕は行く

名も知らぬ街で

名も知らぬ人を撃ちに

君や、大事な人を守るためだと言われて

ただ僕は、君の近くで生きて、出来れば君と一緒になりたかっただけなのに

名も知らぬ国の

名も知らぬ人達の勝手な都合に巻き込まれて

何が起こっているのかさえ知らずに

殺意に満ちた鉄の塊を持ち

名も知らぬ人を傷つけに行くんだ

君よ どうか僕の事は忘れて

君よ どうか君は幸せでいて

それだけが今の僕のたった一つの望みです









悪意と狂気の銃弾が飛び交う中で

僕は名も知らぬ人の光を奪う

君や 大事な人を守るためだと言い聞かせて



でも 本当は知っているんだ

奪った光を集めても

本当の光なんか手に入らないんだ

他の光を奪っても

それは光なんかじゃないんだ







出来れば君と二人で

幸せに生きていたかっただけなのに


君と 新しい光を育みたかっただけなのに



嗚呼 その新しい光に





『愛』



と名付けたかっただけなのに

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