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カオスバスター 第22話:二人の召喚術師

[429]  キングボーズ  2006-08-10投稿
「試合開始!」
バーテルの合図でガルとハークは走りだした。
「先手必勝!言霊『召』!イフリート!」
ガルが言霊を書くと、赤い玉がガルの前に現れ、燃え始めた。そして炎は人の形を造り、炎の魔人を召喚した。
「行け!イフリート!!焼き尽くせ!!」
イフリートは口から灼熱の炎を吹き出し、ハークを包んだ。
「フン。こんな低級召喚術、赤子にも使えるわ。」
ハークは炎の中で手に言霊を書いた。
「言霊『召』!いでよフウジン!!」
ハークの周りに風を纏う白虎が現れ、イフリートの炎をかき消した。
「なっ…!!」
ガルは信じられないと言う表情を浮かべた。
「くくく…。奇遇だね。私も召喚の言霊を使えるのだよ。なんだ?その顔は?まさか召喚術は自分だけが使えると思っていたわけではあるまい?」
「う、うるせぇ!!もう一度だ!イフリート!!」
イフリートは再びハークに襲いかかった。
「哀れな…。フウジン、奴を消せ。鎌鼬<カマイタチ>だ!!」
ハークがフウジンに命令を下すと、振り下ろされた白虎の爪から風の刃が飛びだし、イフリートの体を貫いた。その刃はイフリートを消し、ガルの体を切り付けた。
「ぐあぁっ!!」
ガルは傷をかばいながら、再び言霊を書いた。
「イフリートがダメなら…言霊『召』!リヴァイアサンとライジンとティタンだ!!」
ガルが叫ぶと、青色の大蛇と金色の狼と岩石の巨人が現れた。
「いけぇ!!リヴァイアサン!ライジン!ティタン!」
リヴァイアサンは、フウジンの体に巻き付くと自分の体を水に変え、中にフウジンを閉じ込めた。すかさずライジンが雷撃を放ち、フウジンにダメージを与えた。リヴァイアサンがフウジンを開放すると、リヴァイアサンとライジンは消え去った。フウジンがよろめきながら立ち上がった時、ティタンが自分の体をバラバラにし、その破片をフウジンにぶつけた。フウジンは力尽きて消え、ティタンも消え去った。
「ほう。なかなかやるではないか。…しかし乱発は控えないと体がもたんぞ?」
ハークの言う通り、ガルの体はボロボロになっていた。
「うるせぇ!このくらい平気だ!!」
「そうか。ならば私も本気を出そう。いでよ我が最強の召喚獣!プルート!!」
辺りが突然暗くなった。



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