recall project #29
「あれ、あんた達、今日は営業してないわよ。」
食堂のおばさんらしき人の声がする。
「いえ、少し食堂の様子を見に来ただけです。」
怜がそう答える。するとおばさんは不思議そうに言った。
「何にもないけどそれでよかったら見てってちょうだい。」
「ありがとうございます、おばさん。」
メガネがお礼を言った。
「それはそれはどうも……。君達…新入生だよね。教えといてやろう。ここでは私達のことはおばさんではなく『レディー』と言うこと、いいね。」
「はい…」
俺達は呆気に取られてしまった。
(レディー?なぜ?)
「なぜ、『レディー』なんですか?」
メガネが尋ねる。すると”レディー”はこう答えた。
「この学園の方針よ。目上の人には丁寧な言葉を使え、というね。」
(なるほど、しかし清明もややこしいことをするな……)
「なるほど、ありがとうございました。」
「いえ、どういたしまして。あっそうだ、メニュー、見る?」
その言葉に怜が食いつく。
「あっ、見せて下さい!」
そう言って怜はメニューをもらった。
「いろいろあるな〜、ん?あれ?」
「どうした?れい。」
俺は怜に聞く。
「いや、ここの値段、全部『円』なんだよ、単位が。」
「少し見せてくれ。」
俺は怜からメニューをもらう。
「あっ、本当。価格が『円』だな。」
「でもこの学園内ってPPしか使えないんじゃ……」
メガネもメニューを見てそう漏らす。するとレディーがこう言った。
「食堂、ここだけは『円』を使うのよ。私もなんでかよく知らないけど。」
(なぜここだけ?何か理由があるのか?)
結局その謎は解明されなかった。
「にしてもメニュー、豊富だなぁ。何種類あるんだ?」
メガネが沈黙を破ってそう言った。
「やっぱ私立はすごいね。」
怜もその目を輝かせ言った。
その後俺達はメニューを黙って見た。
沈黙が流れる……俺はその沈黙を断ち切って言った。
「なぁれい、そろそろ出ようか……」
「そうだね。次行こうか。」
俺達は他の場所へ向かうことにした。
「ありがとうございました、レディー。」
3人同時にレディーにお礼を言った。
「はい、どうも。」
レディーも向こう側を向いて返してきた。
食堂のおばさんらしき人の声がする。
「いえ、少し食堂の様子を見に来ただけです。」
怜がそう答える。するとおばさんは不思議そうに言った。
「何にもないけどそれでよかったら見てってちょうだい。」
「ありがとうございます、おばさん。」
メガネがお礼を言った。
「それはそれはどうも……。君達…新入生だよね。教えといてやろう。ここでは私達のことはおばさんではなく『レディー』と言うこと、いいね。」
「はい…」
俺達は呆気に取られてしまった。
(レディー?なぜ?)
「なぜ、『レディー』なんですか?」
メガネが尋ねる。すると”レディー”はこう答えた。
「この学園の方針よ。目上の人には丁寧な言葉を使え、というね。」
(なるほど、しかし清明もややこしいことをするな……)
「なるほど、ありがとうございました。」
「いえ、どういたしまして。あっそうだ、メニュー、見る?」
その言葉に怜が食いつく。
「あっ、見せて下さい!」
そう言って怜はメニューをもらった。
「いろいろあるな〜、ん?あれ?」
「どうした?れい。」
俺は怜に聞く。
「いや、ここの値段、全部『円』なんだよ、単位が。」
「少し見せてくれ。」
俺は怜からメニューをもらう。
「あっ、本当。価格が『円』だな。」
「でもこの学園内ってPPしか使えないんじゃ……」
メガネもメニューを見てそう漏らす。するとレディーがこう言った。
「食堂、ここだけは『円』を使うのよ。私もなんでかよく知らないけど。」
(なぜここだけ?何か理由があるのか?)
結局その謎は解明されなかった。
「にしてもメニュー、豊富だなぁ。何種類あるんだ?」
メガネが沈黙を破ってそう言った。
「やっぱ私立はすごいね。」
怜もその目を輝かせ言った。
その後俺達はメニューを黙って見た。
沈黙が流れる……俺はその沈黙を断ち切って言った。
「なぁれい、そろそろ出ようか……」
「そうだね。次行こうか。」
俺達は他の場所へ向かうことにした。
「ありがとうございました、レディー。」
3人同時にレディーにお礼を言った。
「はい、どうも。」
レディーも向こう側を向いて返してきた。
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