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虫の知らせ 後編

[324]  三毛猫  2006-08-10投稿
私は早速
家族全員で
会いに行った
私を誰かわかってくれなかった
もう少し早く来ていれば
私は明日も来るね
といいのこし
帰宅した
次のひ 私はなぜか胸騒ぎがしていた
しかし祖父は今日明日死ぬというわけではなく
とにかく今日は早めに行こうねと母に電話していた しかし
仕事のお客さんに食事に誘われた このかたは大変お金もちで
誘われた時はいつも
高級な食事だった
私は祖父のところは明日にしよう
と 予定を変えた・・・
その日 全ての親戚が集まったらしい

その日の夜私はお酒を飲み 12時過ぎに床についた 急に電話が鳴り響く
祖母からだった母は
電話をとり話していたが
受話器をもったまま
泣き崩れた
祖父が自殺した・・・・

私に会った次の日祖母に

これでみんなに会ったね

といっていたらしい
祖父の変わり果てた姿に
私は自分の体と心が
麻痺した
まわりから しっかりしろと励まされたが
立ち直れない
回りの慰めは私を苦しめた
私があの日食事に行かなければ まだ生きていたかもしれない
虫の知らせが会ったのに
私は自分に言い訳して
行かなかった
私は今だに吹っ切れずに 一人考えると涙が止まりません
もし 同じ境遇のかたに会ったら 私は何と言われようといいたい
最後までそばに居てあげて下さい
と・・・・・

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