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壊れた心−3

[186]  カーコ  2009-11-22投稿
4月から私とかずは遠距離恋愛になった。かずは「今生の別れじゃないんやから泣くな」って言った。私は空港の荷物チェックのギリギリのところまで見送った。泣かずに…でも涙は勝手にたくさんでてきた。私はかずを見送った後、かずが私に託していったかずの車の中で大泣きをした。涙はなかなか止まらなかった。
かずは、昔からまめな人だったから、まめにメールをくれた。淋しくないようにって、ウェブカメを使って顔を見れるようにもしてくれた。
遠距離になってから、始めのうちは喧嘩もなく、順調だった。でも、次第にかずの女子との交流が激しいことが明らかになってきた。いわゆる、社会人デビューだ。私は我慢できなくなり、不安に押し潰されそうになり、かずに尋問のように、かずが遊んだ日は「誰」と「どんな人」と「どんな話しをしたのか」を聞くようになっていった。そして、月一で、私の我慢が爆発して大喧嘩をするようになった。それでも月一回は3連休とかをもらって、夜勤明けで東京に私が出向いて行って、会うようにしていた。私も私なりに頑張っていた。毎日メールして、毎日かずから電話があった。
私は6月に退職して東京に行くことをかずと話し合って決めた。私は東京に行って、かずと同棲することを夢見ながら、日々を過ごした。
かずから、誕生日よりはやくプレゼントをもらった。私には物欲がない。しかたなしに選んだのがPSPだった。ソフトはモンハン。この選択肢が終わりへと向かう一歩だとも知らず。
今年も私は誕生日を忘れられた。その日、かずは会社の同期とで仮装パーティーにでていた。かずは浮かれていた。
私は当然、2度の失態を怒った。半端なく怒った。かずは「そんな怒ることないやん」「来年は側にいるから忘れないよ。大丈夫」と言った。私はそれを信じた。
私に買ったPSPのモンハンはかずの社内でも流行ってたらしく、かずも迷ったあげく、モンハンを買った。
ここから、私達は崩れ始めた。
かずがモンハンにはまり、女友達とかとオールでモンハンをしたりしだしたのだ。また「家に友達呼びたいんやけど」と要望があったため「友達なら」ということで、許可した。すると最初のゲストはカップルとその友達の女の子だった。全く私への配慮がないメンバー構成だった。もちろん、私はそれを聞いて「そんなメンバー構成おかしい?」と反論した。かずは「ごめん」と。

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