窓の外には…(7)
私は里織さんから早速話を伺った。すると急に里織さんの顔色が暗くなった。
(どうしたんだろう?)
「…あの家にはね…昔1人の男の子とその子のお母さんが2人だけで暮らしてたの。親の名前は江藤詩織。私の姉よ…。」
(姉!?)
「姉はね…自分の子供に暴力をふって虐待していた。まだ5歳位の子供に…
」
「ぎゃ…虐待!?そんな…まさか…」
ショックだった。あの子は私に助けを求めていたのかも知れない。
「ご飯も与えず水さえくれなかった。部屋に監禁して、外にも出してくれない。それでも暴行は止めなかった。むしろ段々エスカレートしていったわ。男の子が泣いてうるさくなると、窓の外に出し、そのまま放置。男の子は窓を叩き、「入れて」と何度も言っていた。
…そして…」
「……そして?」
「男の子はとうとう力尽きて…死んだ。」
「――っ!!!」
「姉は自ら私に話をしたの。男の子が死んだ後に。全部。そして結局捕まったわ…」
「…里織さん…話してくれて有難うございました。」
私は涙を流しながら家に帰った。
(どうしたんだろう?)
「…あの家にはね…昔1人の男の子とその子のお母さんが2人だけで暮らしてたの。親の名前は江藤詩織。私の姉よ…。」
(姉!?)
「姉はね…自分の子供に暴力をふって虐待していた。まだ5歳位の子供に…
」
「ぎゃ…虐待!?そんな…まさか…」
ショックだった。あの子は私に助けを求めていたのかも知れない。
「ご飯も与えず水さえくれなかった。部屋に監禁して、外にも出してくれない。それでも暴行は止めなかった。むしろ段々エスカレートしていったわ。男の子が泣いてうるさくなると、窓の外に出し、そのまま放置。男の子は窓を叩き、「入れて」と何度も言っていた。
…そして…」
「……そして?」
「男の子はとうとう力尽きて…死んだ。」
「――っ!!!」
「姉は自ら私に話をしたの。男の子が死んだ後に。全部。そして結局捕まったわ…」
「…里織さん…話してくれて有難うございました。」
私は涙を流しながら家に帰った。
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