ねぇ…大好きなのに。
友達と働き始めた春樹。
「明日から、お握り作って」
春樹から言われた。
「うん」
私は嬉しかった。
春樹は、あまり人に頼らない事が、癖の様になっていて、一緒にいても私の事を必要では無いのかと思う事が良くあった。
だから、春樹に頼られるのがすごく嬉しかった。
次の日の朝、私は4時に起きてお握りを作り、いつもの様に春樹の持ち物を用意して、5時に春樹を起こした。
「春樹、時間だょ。頑張れ」
私は毎朝、春樹を優しく起こす。
「うん」
返事をするだけで春樹は、なかなか起きない。
「今日は天気いいみたいだよ、だから、頑張ろうね」
朝は自分が不機嫌でも、絶対怒鳴ったり、相手が不快だと思う事はしない。
私は毎朝、30分かけて春樹を起こす。
春樹はその日、私が三つ作ったお握りを持って仕事に行った。
そして仕事から帰ってきた春樹は、なぜかお握りを二つ残してきた。
確かにその日のお握りは大きかったが、春樹が一つしか食べないなんて、おかしい。
「お昼は、あいつの奥さんが作ってくれたお弁当食べた」
春樹が言った。
「亜弥が作ったのは、朝食べるおむすびだったの?」
私がそう聞くと、春樹が頷いた。
【友達の奥さんのお弁当食べるなんて、サイテー】
私は春樹がお風呂に入っている間に、お握りをゴミ袋に、おもいっきり投げ捨てた。
私の一度目の限界だった。
悔しいのか、悲しいのか、自分の気持ちもわからずその時は、ただひたすら泣き続けた。
もちろん私は、その事だけで泣いた訳ではない。
今までも、散々春樹に裏切られている。
「明日から、お握り作って」
春樹から言われた。
「うん」
私は嬉しかった。
春樹は、あまり人に頼らない事が、癖の様になっていて、一緒にいても私の事を必要では無いのかと思う事が良くあった。
だから、春樹に頼られるのがすごく嬉しかった。
次の日の朝、私は4時に起きてお握りを作り、いつもの様に春樹の持ち物を用意して、5時に春樹を起こした。
「春樹、時間だょ。頑張れ」
私は毎朝、春樹を優しく起こす。
「うん」
返事をするだけで春樹は、なかなか起きない。
「今日は天気いいみたいだよ、だから、頑張ろうね」
朝は自分が不機嫌でも、絶対怒鳴ったり、相手が不快だと思う事はしない。
私は毎朝、30分かけて春樹を起こす。
春樹はその日、私が三つ作ったお握りを持って仕事に行った。
そして仕事から帰ってきた春樹は、なぜかお握りを二つ残してきた。
確かにその日のお握りは大きかったが、春樹が一つしか食べないなんて、おかしい。
「お昼は、あいつの奥さんが作ってくれたお弁当食べた」
春樹が言った。
「亜弥が作ったのは、朝食べるおむすびだったの?」
私がそう聞くと、春樹が頷いた。
【友達の奥さんのお弁当食べるなんて、サイテー】
私は春樹がお風呂に入っている間に、お握りをゴミ袋に、おもいっきり投げ捨てた。
私の一度目の限界だった。
悔しいのか、悲しいのか、自分の気持ちもわからずその時は、ただひたすら泣き続けた。
もちろん私は、その事だけで泣いた訳ではない。
今までも、散々春樹に裏切られている。
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