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ナイフ?

[340]  陣内  2006-08-11投稿
『では、今から変装道具を渡す。ちなみに、服装は各自準備するように。』

太郎はそう言うと、教卓の裏に隠してあった袋を取り出した。

『変装で使用する道具は…バラクラバ、サングラスだ』

太郎は袋から今言った道具を取り出した。そして、僕たちに渡した。

『強盗が金奪う時に被っている三つの穴があいている覆面って、バラクラバって言うのか。知らなかった』十番がバラクラバを珍しそうに眺めながら言った。

『そうだ。バラクラバはサバイバルゲームなどでも使用されるみたいだが、このバラクラバとは少し違う』太郎が無駄な情報を教えてくれた。

バラクラバの裏側にはポリエステル製を記す表示が書かれていた。

『各自、演技の練習をするように。声は裏声を使うようにしろ。絶対にばれるなよ』

太郎、何でさっきから言葉遣いが変わったりするんだ。


それから僕たちは、細かい打ち合わせをして解散した。バラクラバにサングラス…変質者だ。


それから毎日家で、親にばれないように演技の練習をした。しかし、なかなかうまくいかなかった。

感想

  • 3183: 陣内さんの小説はとってもおもしろいです♪これからも頑張ってください☆続きが楽しみです(^∀^) [2011-01-16]

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