携帯小説!(PC版)

トップページ >> 学園物 >> recall project #30

recall project #30

[464]  ERROR  2009-11-26投稿
「さーて、次どこ行く?」
食堂を出てすぐにメガネが切り出してきた。
「かい君、どこがいい?」
怜は生徒手帳の校内図を見ながら俺に聞いてきた。
「どこでも、れいの行きたいところでいいよ。」
俺は少しよそ見をしながら言った。
「じゃあ売店でも行こうか。」
そういうことで俺達は売店へ行くことになった。売店は南棟の2階にあるらしい。食堂からはすごく近く、1分程度で着いた。
「ここだね。」
怜が売店を指差し言った。俺達は売店に近付き、そして入った。
売店は、教室内が販売所となっていた。そして、よく見ると教室の奥の方には2台、何やらコンピューターのようなものがあった。
「いらっしゃい。」
俺は声の方向を見ると、そこには若い女性がいた。この売店の担当者なのだろうか。その女性は俺達を観察するように見た。
「ははーん、新入生ね、君達。」
いきなり女性が話かけてきた。俺達は何も分からずお互いを見た。
「何でわかったの?って顔してるね。教えてあげよっか?」
俺達は黙って頷くしかなかった。
「そのエンブレム、それ、学年毎に違うの。よーく見たらわかるけどビミョーにね。」
(そうなのか……)
俺はどうでもいい感じで聞いていた。
「で、その一年くん達どうかしたの?」
女性にそう聞かれると、怜がすぐ答えた。
「僕達、学園内を見て回っていたんです。」
さすが怜、初対面の人でも臆することなく話せている。
「あっ、そうなんだ。どんなのか見に来たわけね。いいよ、説明してあげるね。」
「ありがとうございます……」
3人は少し控えめにお礼を言った。
「じゃあここだけだけど説明するね。あの窓際の機械あるでしょ?あれはお金をPPに換えるもの。少しやってみる?」
女性が俺達に聞いてきた。
「はい、やりたいです。」
真っ先に反応したのはメガネだった。
「じゃあこのUSB、あそこに挿して。そうしたら指示が出るから。」
そう言って女性は機械の端子差し込み口を指差しながらメガネにUSBを手渡した。メガネは少し照れながら機械の元に向かい、指示された通りにした。
今まで気付かなかったが、よく見るとこの若い女性、結構美人だった。歳も20代前半だろう。

感想

感想はありません。

「 ERROR 」の携帯小説

学園物の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス