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涙で描いた虹1

[253]  京子  2009-11-27投稿
僕は今でもこの虹を見て君を思い出す。君と過ごした1ヶ月が僕にとっては一生の宝になったんだ。


一年前
12月24日クリスマスイヴ
その日はとても寒くて雪が降っていた。街はイルミネーションの光とともにカップル達は楽しそうに笑っていた。そんな中僕はサンタの格好をしてケーキを売っていた。


僕『メリークリスマス!おいしいケーキはいかがですか?』


お客さん『あ!美味しそう!ぢゃあこの可愛いケーキ一つお願い。』


僕『ありがとうございます。○○○○円になります。』


僕『ありがとうございました。メリークリスマス?』

先輩『光!結構売れたな!早い所切り上げて俺らもクリスマスしよーぜ』


僕『はい!!』


先輩『メリークリスマス世界一美味しいケーキだよ』

お客さん『買う!!』
お客さん『私も!!』


僕『押さないで下さいね』

僕と先輩はケーキを売り切りコーヒーを飲んで一服してたら一人の女性が来て。

女性『ケーキもうないんですよね・・・』


先輩『すみませんもう売り切れてしまったんです。』

女性『そうですか。。。いいんです。今日実は私の誕生日なんです。けどクリスマスイヴと同じ日だからって何言ってるんだろう?』

先輩『ハッピーバースデートゥーユーハッピーバースデートゥーユーハッピーバースデーディア・・?』


女性『奈緒です』


先輩・僕『ディア奈緒さんハッピーバースデートゥーユー』


僕達は見ず知らずの奈緒さんの誕生日を祝った。
奈緒さんは嬉しそうに笑っていた。


奈緒さんは、、、

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