ねぇ…大好きなのに。
その日海に行く為、私と春樹は朝早く起きた。
私は、春樹がトイレに行っている間に、昨日の火傷にバンソウコウを貼った。
それから、私が握ったお握りを春樹がアルミホイルに包んで、二人は車で海に向かっていた。
家を出てから1時間半位経った頃だった。
私の腕のバンソウコウが目に入った春樹が聞いてきた。
「どうしたの?」
「わかんないけど、擦り傷みたいになってたから、一様バンソウコウ貼ったの」
私は、絶対に怪しまれない様に笑顔で答えた。
楽しい時間を、壊したく無かった。
その日は、朝から雲っていて、午後になると雨が降ってきた。
私と春樹は急いで車に荷物を乗せ、着替えて帰る事にした。
帰りの車の中で、春樹が少し不満そうな顔をしていた。
「楽しかったね」
私が笑いながら言った。
「でも、天気悪かったじゃん」
春樹が、運転しながら言った。
「その方が記憶に残るもん」
私は、ただ春樹と二人で海に行けただけで、幸せだった。
「来年は、天気が良い日に行こうね」
春樹が言った。
「うん」
来年の約束。
その日は嫌な事、全部忘れて居られた。
家に帰って来てから、春樹が言った。
「来年は、水着買ってあげるからね」
【水着なんて、いらない春樹がずっと亜弥の傍で笑って居てくれるだけで、亜弥は幸せなんだよ】
そう思いながら私は春樹の気持ちを受け取った。
「うん」
洗濯物を干しながら、笑顔で頷いた。
私は、春樹がトイレに行っている間に、昨日の火傷にバンソウコウを貼った。
それから、私が握ったお握りを春樹がアルミホイルに包んで、二人は車で海に向かっていた。
家を出てから1時間半位経った頃だった。
私の腕のバンソウコウが目に入った春樹が聞いてきた。
「どうしたの?」
「わかんないけど、擦り傷みたいになってたから、一様バンソウコウ貼ったの」
私は、絶対に怪しまれない様に笑顔で答えた。
楽しい時間を、壊したく無かった。
その日は、朝から雲っていて、午後になると雨が降ってきた。
私と春樹は急いで車に荷物を乗せ、着替えて帰る事にした。
帰りの車の中で、春樹が少し不満そうな顔をしていた。
「楽しかったね」
私が笑いながら言った。
「でも、天気悪かったじゃん」
春樹が、運転しながら言った。
「その方が記憶に残るもん」
私は、ただ春樹と二人で海に行けただけで、幸せだった。
「来年は、天気が良い日に行こうね」
春樹が言った。
「うん」
来年の約束。
その日は嫌な事、全部忘れて居られた。
家に帰って来てから、春樹が言った。
「来年は、水着買ってあげるからね」
【水着なんて、いらない春樹がずっと亜弥の傍で笑って居てくれるだけで、亜弥は幸せなんだよ】
そう思いながら私は春樹の気持ちを受け取った。
「うん」
洗濯物を干しながら、笑顔で頷いた。
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