戻れるのならあの頃へ……?
(や、遅いって。汗。)
内心ツッコミながらも私も顔が赤くなる。
「いや、実は俺も剣道部でさ。つい嬉しくて。」「えっ、先輩も剣道部だったんですか？」
いきなり先輩はキョトンとした。
「先輩…？俺が…？違う違う違う!!俺は先輩じゃないよ。タメだよタメ!!」
「え？そうなんですか？」
「そ。タメ☆どうりでさっきから敬語なワケだ。」
苦笑いで先輩……じゃなくて男の子は言った。
「あ、ごめんなさい。なんか…タメに思えなくて…。」
すると男の子は
「俺ってそんなに老けてる？」
ちょっと弱々しく言った。
「あ、ううん。違うの。全然老けてないよ!!」
必死で訂正。
「俺、顔が怖すぎって言っていつも年上に見られるんだぁ…。」
「怖いっていうか…目がキリッと鋭いからじゃないかな？あたしは雰囲気的に大人っぽいなって思ったから先輩だと思ってたんだけど。」
あたしが言うと急に男の子は真顔になって照れた。
「俺、そんな事言われたの初めて…。なんか…嬉しい。」
なんか…かわいい。
ん？そう言えば……
「あぁ!!大変!!私お母さんとはぐれたんだった!!」
「えぇ!?」
なんでこんなに大事な事忘れてたんだろ!!
「どこではぐれたの？」
「分からない…。いつの間にかいなくて……。」
「……電話つながる？つながるなら場所聞いて。そこまで俺が連れて行くよ。」
「で、でも…そんな…。」
「早く!!男はまだ良いけど、女の子は晴の舞台を台無しにしちゃダメだよ。」
この人……。
とにかく電話しなきゃ!!
内心ツッコミながらも私も顔が赤くなる。
「いや、実は俺も剣道部でさ。つい嬉しくて。」「えっ、先輩も剣道部だったんですか？」
いきなり先輩はキョトンとした。
「先輩…？俺が…？違う違う違う!!俺は先輩じゃないよ。タメだよタメ!!」
「え？そうなんですか？」
「そ。タメ☆どうりでさっきから敬語なワケだ。」
苦笑いで先輩……じゃなくて男の子は言った。
「あ、ごめんなさい。なんか…タメに思えなくて…。」
すると男の子は
「俺ってそんなに老けてる？」
ちょっと弱々しく言った。
「あ、ううん。違うの。全然老けてないよ!!」
必死で訂正。
「俺、顔が怖すぎって言っていつも年上に見られるんだぁ…。」
「怖いっていうか…目がキリッと鋭いからじゃないかな？あたしは雰囲気的に大人っぽいなって思ったから先輩だと思ってたんだけど。」
あたしが言うと急に男の子は真顔になって照れた。
「俺、そんな事言われたの初めて…。なんか…嬉しい。」
なんか…かわいい。
ん？そう言えば……
「あぁ!!大変!!私お母さんとはぐれたんだった!!」
「えぇ!?」
なんでこんなに大事な事忘れてたんだろ!!
「どこではぐれたの？」
「分からない…。いつの間にかいなくて……。」
「……電話つながる？つながるなら場所聞いて。そこまで俺が連れて行くよ。」
「で、でも…そんな…。」
「早く!!男はまだ良いけど、女の子は晴の舞台を台無しにしちゃダメだよ。」
この人……。
とにかく電話しなきゃ!!
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