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ねぇ…大好きなのに。

[365]  春樹  2009-12-01投稿
【どうしたら、春樹に解ってもらえるのだろう】

私はそればかり考えていた。

本当は、その友達と働くのも辞めて欲しかった。

仕事は、現場が切れてばかりで、半月位しか仕事がない。

終いに、その友達は春樹の携帯を使って、浮気までしていた。

友達の奥さんのお弁当を食べているかもしれない不安。

春樹に、喜んで欲しくてご飯を作って待って居ても、また友達の家で食べて来てしまうかもしれない、苛立ち。

お金のない生活。

お盆休み最終日の夜。

明日から、また仕事が始まる。

私は春樹に、腕枕をされながら、いつもより、少しだけ強く春樹に抱きついた。

そのまま、眠りに着こうとしていた時だった。

誰かが、玄関を開けようとする音がした。

そして、鍵が掛かっている玄関のドアを強く叩いている。

「奥さんじゃない?」

私は、絶対にそうだと、確信していた。

「出なくていいの?」

何も言わない春樹に、私がそう聞いた。

そして、春樹の携帯に友達からの着信。

春樹が結婚していた時は夫婦同士、仲良くしていたみたいで、春樹の前の奥さんが、友達の奥さんに電話をして、春樹の居場所を聞いた様だった。

前の奥さんが、春樹を探してる理由は解っていた。

養育費を払っていないからだ。

その後、春樹は前の奥さんに電話をして、今月は養育費を払えない事を伝えたらしい。

前の奥さんが怒っていたと、後から聞いた。

養育費よりも、安かったお給料で養育費を払える訳なかった。

アパートの家賃も払えていない。

いつ出て行かされるかわからない日々。

いろんな不安や怒りで、ストレスを感じていた。

そして私はそのストレスに、気付かない様にしていた。

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