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ねぇ…大好きなのに。

[320]  春樹  2009-12-02投稿
【大丈夫】

そう自分に思い込ませる日々。

そして、次第にストレスは私の体に現れ始めた。

ものもらい。

もう何年もなっていなかった。

その、ものもらいは一週間位で治った。

治ってから、一ヶ月もしない内に、また、ものもらいができてしまった。

その、ものもらいは、なかなか治らず、腫れが退いても跡が残ったままだった。

ある朝、目覚めた私は自分の体に怠さを感じた。

その日春樹は仕事が休みで、朝早くから、友達と遊ぶと言っていた。

仕事があった私は、六時半頃に起きて、朝ご飯を作っていた。

そして、7時頃だった。

台所でご飯を作っていると、玄関の横にある窓から人影が見えた。

春樹の携帯が鳴る。

【きっと春樹の友達だ】

そう思い、玄関を開けると作業着を着た、春樹の友達が立っていた。

奥さんに、仕事だと嘘を着いて家を出てきたと言っていた。

友達が春樹を起こす。

そして、朝ご飯を食べ終わる頃には、私の体の怠さが酷くなっていた。

【もう8時、もうすぐ春樹が私を実家に送ってくれる。今、具合が悪いと言ったら、春樹と友達のテンションが、下がっちゃうから、もう少し我慢】

テレビを見ながら、私は春樹が送ってくれると言ってくれるのを待っていた。

「そろそろ行く?」

春樹が聞いてきた。

「うん」

私が笑顔で答えると、二人で玄関を出た。

そして車に乗って直ぐ、私は春樹に体が怠い事を伝えた。

春樹が私の、おでこを触る。

「熱いでしょ?」

私は笑顔で聞いた。

「なんで早く言わないの?」

春樹が私を心配する。

春樹が車を止めて、コンビニに入って行った。

コンビニから戻って来た春樹。

「飲みな」

そう言って風邪薬を渡してきた。

その薬を飲み、実家に帰り熱を測った。

36.9゚

その日も私は仕事に行った。

そんな事で仕事を休める余裕など、無かった。

私の平熱は35.7゚本当は少し辛かった。

【大丈夫】

そう自分に思い込ませていた。

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