二人が幸せになるために
「何がいけなかったのかな…」
そんなの俺に分かるわけがない。
付き合って三年目、お互いの嫌なところは言い合って直してきたし、浮気もしてないし、記念日だって忘れたことはない。
彼女も俺も、誰よりも互いを好き合ってきたはずなんだ。
でも、何でだろう。何がいけなかったんだろう?
突然、彼女から別れを切り出された。
「…他に、好きな奴でもできたの?」
「違う」
「俺のこと、嫌いになった…?」
「違う」
「じゃあ、何で…」
「分からない…分からないの…」
こんなときでも、彼女が泣いている姿は可愛いなぁなんて思ったりして。
でも、泣いているよりも笑っているほうが何十倍も可愛いって知ってる俺は、なんとか涙を止めようと方法を考えるけど思い付かなくて。
「…分からないけど、私達は、もうダメなんだよ」
うん、分かってるよ。
どちらかがダメだって思ったら、もう続かない。
よく聞く話だけど、これはすごく当たってると思う。
「ごめんね…」
一言言い残して去っていった後ろ姿を思い浮かべながら、彼女に最後のメールをする。
【ありがとう。君の次の恋が上手くいきますように】
泣いていることに気づいたのは、送信した後だった。
そんなの俺に分かるわけがない。
付き合って三年目、お互いの嫌なところは言い合って直してきたし、浮気もしてないし、記念日だって忘れたことはない。
彼女も俺も、誰よりも互いを好き合ってきたはずなんだ。
でも、何でだろう。何がいけなかったんだろう?
突然、彼女から別れを切り出された。
「…他に、好きな奴でもできたの?」
「違う」
「俺のこと、嫌いになった…?」
「違う」
「じゃあ、何で…」
「分からない…分からないの…」
こんなときでも、彼女が泣いている姿は可愛いなぁなんて思ったりして。
でも、泣いているよりも笑っているほうが何十倍も可愛いって知ってる俺は、なんとか涙を止めようと方法を考えるけど思い付かなくて。
「…分からないけど、私達は、もうダメなんだよ」
うん、分かってるよ。
どちらかがダメだって思ったら、もう続かない。
よく聞く話だけど、これはすごく当たってると思う。
「ごめんね…」
一言言い残して去っていった後ろ姿を思い浮かべながら、彼女に最後のメールをする。
【ありがとう。君の次の恋が上手くいきますように】
泣いていることに気づいたのは、送信した後だった。
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