携帯小説!(PC版)

一匹狼

[344]  兼古 朝知  2009-12-02投稿
いつからか
振り返る事がなくなった
いつからか
背を気にしなくなった
お前を信じるから

いつも いつでも
前後左右 注意していた
いつも いつでも
鋭い眼光 向けていた
一匹狼のように


「背を預けろ」
お前がそういった瞬間
足元がふらついた
今まで凛としていた分
お前に背中を
預けるようになった

一人じゃないというのが
こんなに
安心できるだなんて
一人だというのが
こんなに
寂しかっただなんて


いつも いつでも
鋭い眼光 向けていた
一匹狼のように

いつから
背を気にしなくなった
お前を信じるから

一人で立つ
必要がなくなって
寄りかかる相手ができて
私は 楽になったよ

ありがとう…

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