携帯小説!(PC版)

心臓

[585]  となりのトトりん  2009-12-02投稿
私の目が貴女の目を忘れないのです。

だから私は前を向いても見られていないのです。


私の耳が貴女の声を忘れないのです。

だから私は呼び掛けられても気づけないのです。


私の手が貴女の温もりを忘れないのです。


だから凍える冬に私は貴女を思い出すのです。


私の心臓が貴方の名前を何度も何度も呼ぶのです
だから、もう少しだけ貴女の記憶と居させてください。


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