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ナイフ?

[334]  陣内  2006-08-12投稿
悪夢のカルテットをクリアし五・六時間目の授業を受け終わると、ついにその時が来た。

『奈々さんは近くのタウンセンターで本を読んでから家に帰宅するから、襲うならその帰りだ』第二実習室で太郎は僕たち幹部に言った。

太郎…ストーカーみたい。
『どうやって調べたの?』僕は思わす訊ねてしまった。

『時々、タウンセンターに行くんだが、金曜日の時は必ずと言っていいほど奈々さんと会うんだ』

驚いた…。太郎がそんなところに行っているなんて。


僕たちは、タウンセンターから百メートルくらい離れた細い小道の電柱の脇で待機していた。服装は、ここから少し離れたところにある公園で、私服に着替えている。太郎の情報では、奈々さんはいつも帰りにこの道を通るらしい。


五時三十分を過ぎた頃、ついに奈々さんの姿が見えた。僕たちは電柱の脇で三人並んで和式トイレを使用する時の姿勢をしている。僕は急いでヘリウムガスを吸った。

『ねーちゃん〜、いつもこの道通ってるよね?』十番が裏声を使って言った。

『………………………』

奈々さんは怖いと言うよりも変な者を見ているような目をしている、と思う。サングラスでよくわからない。

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