(仮)永遠の絆…最後の愛…8
7.
翌朝
俺は何も無かったかのように真理に接した。
真理は何となく、ぎこちないような感じもしたが気のせいのようにも感じるぐらいだった。
会話は、あまり無かったが、いつもと変わりなく、どちらからともなく玄関で口づけを交わし俺は出勤した。
昨日の出来事が夢だったような気さえしてきていた。
いつものようにバスに乗り、いつも通りの景色を眺め「何も変わってないんだよな」などと思いながら終点の光駅で降りた。
いつもと同じ時間に改札を抜けて、いつもと同じ電車に乗り込んだ。
何も変わらない。
当然の事だ。
しかし自分の中で何かが?全てが?変わってしまったような錯覚にさえ思えてくる気がするのだった。
何が本当で何が嘘なのか、何が現実で何が夢なのか、そんな事を考えながら、いつもの駅で下車した。
会社がある駅は恵ヶ丘(めぐみがおか)といい名前のように色々な事に恵まれた駅だ。
特急も急行も止まるし駅の北側は大きなデパートや飲食店、オフィス街があり南側は緑が豊かな住宅街になっている。
光駅よりも栄えていて住みやすいので人通りが多い。
俺は、いつものようにアシコシデパートの横を通り何軒も店舗が入った飲食店のビル街を抜けてからオフィス街に入った。
この時間の飲食街はシャッターが降りているが仕事が終わって帰る時にはネオンの誘惑が待っている。
美味しそうな食べ物のニオイや客引きの呼び声が足を引き止めさせ、この時間帯のようなスーツ姿だけでなく色んな人々が行き来する。
朝はオフィス街へ向かう人達が慌ただしく行き交う。
誰もが無言で足早に目的地に向かっている。
俺も、その人波にのり普段通りに会社のビルへと入って行った。
俺の働く会社は中小企業だ。
ビルは会社の自社ビルで10階建て。
親会社で使う機械類の開発、設計などが主である。
また違う町には工場がある。
俺は開発の3課に所属している。
会社のビルは1階に受付2階から4階は営業だ。
5階と6階が開発で7階と8階は設計となっている。
翌朝
俺は何も無かったかのように真理に接した。
真理は何となく、ぎこちないような感じもしたが気のせいのようにも感じるぐらいだった。
会話は、あまり無かったが、いつもと変わりなく、どちらからともなく玄関で口づけを交わし俺は出勤した。
昨日の出来事が夢だったような気さえしてきていた。
いつものようにバスに乗り、いつも通りの景色を眺め「何も変わってないんだよな」などと思いながら終点の光駅で降りた。
いつもと同じ時間に改札を抜けて、いつもと同じ電車に乗り込んだ。
何も変わらない。
当然の事だ。
しかし自分の中で何かが?全てが?変わってしまったような錯覚にさえ思えてくる気がするのだった。
何が本当で何が嘘なのか、何が現実で何が夢なのか、そんな事を考えながら、いつもの駅で下車した。
会社がある駅は恵ヶ丘(めぐみがおか)といい名前のように色々な事に恵まれた駅だ。
特急も急行も止まるし駅の北側は大きなデパートや飲食店、オフィス街があり南側は緑が豊かな住宅街になっている。
光駅よりも栄えていて住みやすいので人通りが多い。
俺は、いつものようにアシコシデパートの横を通り何軒も店舗が入った飲食店のビル街を抜けてからオフィス街に入った。
この時間の飲食街はシャッターが降りているが仕事が終わって帰る時にはネオンの誘惑が待っている。
美味しそうな食べ物のニオイや客引きの呼び声が足を引き止めさせ、この時間帯のようなスーツ姿だけでなく色んな人々が行き来する。
朝はオフィス街へ向かう人達が慌ただしく行き交う。
誰もが無言で足早に目的地に向かっている。
俺も、その人波にのり普段通りに会社のビルへと入って行った。
俺の働く会社は中小企業だ。
ビルは会社の自社ビルで10階建て。
親会社で使う機械類の開発、設計などが主である。
また違う町には工場がある。
俺は開発の3課に所属している。
会社のビルは1階に受付2階から4階は営業だ。
5階と6階が開発で7階と8階は設計となっている。
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