スカバンburn!!02 -4- 〜気付け!〜
波「どのくらい歩くん?」
道路横の歩道を
1列になって歩き始めると
先頭を歩く波音が振り返った。
拓「うーん、1時間くらい?」
波「えー!!」
翼「なんかそれ聞いたら
疲れたー
聖ちゃん、荷物持ってー」
聖「何でやねん、しっかり歩け」
一番後ろを歩いていた光希は
重さに耐えられずついに
荷物を地面に下ろし
ため息をついた。
2人ほど挟んだ先で
並んで歩く秋奈と慶太郎の姿が
目に映る。
すると突然すぐ目の前で
光希の荷物が持ち上げられた。
光「…え?」
拓「…だから言うたったのに。
力ないくせに強がんな。
ほんま置いてくで」
拓朗は光希の荷物を持って
歩き出した。
前を歩く7人から少し離れて
先ほどよりゆっくりと
光希が遅れないように進む。
「…ありがとう」
ぼそっと呟いた光希の言葉に
拓朗は振り返って舌を出した。
感想
感想はありません。
「 きゃしー 」の携帯小説
- スカバンburn!!-209- 光 希 へ 〜スタート〜
- スカバンburn!!-208- 光 希 へ 〜仕事〜
- スカバンburn!!-207- 光 希 へ 〜恋人〜
- スカバンburn!!-206- 光 希 へ 〜家 族〜
- スカバンburn!!-205- 光 希 へ 〜バンド〜
- スカバンburn!!-204- 光 希 へ 〜バンド〜
- スカバンburn!!-203- 光希へ 〜伸昭〜