携帯小説!(PC版)

air 21

[349]  182  2006-08-12投稿
男は何も言わずに立ち去ろうとしていた。  「あんた名前は…!?」  レックスは慌てて男を呼び止めた。  「ラキシス…ラキ、だ。」  男はそれだけ言って去っていった。  「ラキ…か。顔に似合わず可愛い名前だな。」  ハウィーはそう言って大きなため息をついた。  レックス達は村長の家で傷の手当てをしてもらい、村長の家でゆっくり休んだ。                                                    「そうか…実験は成功か。だが残念だ。まさかフラー、お前が任務をしくじるとはな。」  暗い廊下でフラーは男と話しをしている。  「ちょっと邪魔が入りましてね。で、話しって何ですかトラド隊長?」  「またやつらが騒ぎを起こした。」  「やつら…?またガンズ&ローゼスですか?」  「あぁ、だがやつらの足取りはつかみにくい。まぁ…見つけしだい殺せばいい。くれぐれもやつらを甘く見るな。たった2人で我がイルバースの部隊を3つもつぶしているからな。」  「分かってますよ。」  フラーはそう言うと暗い廊下の奥へと消えていった。                                                「あ〜、……いっ…て…。」  レックスは傷口を押さえながら目を覚ました。  となりでフィーが気持ち良さそうに寝ていた。  

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