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ワンダフル・トゥナイト PART2

[388]  フェリス  2009-12-09投稿
そしてパーティーへ。パーティーは六本木の高級ホテルで行われた。
業界の著名人が集まるパーティーだ。音楽関係者もいれば、画家などの美術関係者もいれば、芸能人も数人、顔を出している。
部屋に入るとみんなの目線が彼の隣にいるこの美しい女性に注がれる。みんなモジモジ口ずさんでいる。
「凄く綺麗でカッコイイ。なんて綺麗な人なんだ。セクシーで私、憧れるわなどと。」
会場はムードたっぷりの洋楽が流れている。時々、ジャズも流れていた。テーブルの上にはゴージャスな料理、キャビア、フォアグラ、フルーツ、シャンパンタワー、チョコレートファウンテンなどが並べられていた。

健介たちはまずはワインを頂いた。音楽関係者の数人が彼の所へきて「タカケンさん、こんな綺麗なブロンドヘアーの白人さんどこで手に入れたんですか?うちの事務所にいるアイドルシンガーより可愛いじゃないですか?どうだいレディ、うちの事務所と契約しないかい?」と冗談混じりに音楽事務所の早見は言った。


「コイツは歌はイマイチでして。でも踊りならかなりの強者ですよ。何たってダンシングクイーンなんだから。」と高木も冗談混じりに言った。

来る人、来る人、彼女の事を聞く。もう前の奥さんの事、きれいに忘れるとか、タカケンさんフライデーに注意してねとか、世界一幸せ者だねタカケンさん。などとみんな声を掛けてくれる。その時、彼女が高木に尋ねた。
「ケンスケ、気分はどう?」

「とてもいいよ。今夜の気分はとても素晴らしくて、最高だよ。」

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