あの人へ、愛の言葉を。《1》
もしもし?
私の声は届いていますか?
その後、お変わりありませんか?
…私?
私は、、、
(もうすぐ終戦記念日かぁ…どおりで新聞に戦争関係のコラムが多いわけだ)
日を数えることすら忘れ、夏休みも半分過ぎた八月某日。私は受験勉強するため、高校へ足を運ぶ。家での勉強は捗らず、夏休みのほぼ毎日を学校での自習に費やしている。
別に虚しくはない。受験生だもん、勉強するのは当たり前。
「あ、久瀬も自習しにきてたんだ」
申し遅れました。
私は久瀬美帆子(クゼミホコ)、高校三年生です。
「毎日きてるから…
「毎日!?ありえなーい…」
「や、毎日はちょっと言いすぎた…
でも勉強はいちおう毎日やってる」
「うっそ!すご…やっぱ国立志望は違うねぇ」
「佐代とは目指してるものが違うんだから、当然でしょ?」
「まあね〜」
彼女は中学からの幼馴染み、二階堂佐代。性格はまるで違うけど、読書が好きっていうところで異常なほど気が合った。
私の声は届いていますか?
その後、お変わりありませんか?
…私?
私は、、、
(もうすぐ終戦記念日かぁ…どおりで新聞に戦争関係のコラムが多いわけだ)
日を数えることすら忘れ、夏休みも半分過ぎた八月某日。私は受験勉強するため、高校へ足を運ぶ。家での勉強は捗らず、夏休みのほぼ毎日を学校での自習に費やしている。
別に虚しくはない。受験生だもん、勉強するのは当たり前。
「あ、久瀬も自習しにきてたんだ」
申し遅れました。
私は久瀬美帆子(クゼミホコ)、高校三年生です。
「毎日きてるから…
「毎日!?ありえなーい…」
「や、毎日はちょっと言いすぎた…
でも勉強はいちおう毎日やってる」
「うっそ!すご…やっぱ国立志望は違うねぇ」
「佐代とは目指してるものが違うんだから、当然でしょ?」
「まあね〜」
彼女は中学からの幼馴染み、二階堂佐代。性格はまるで違うけど、読書が好きっていうところで異常なほど気が合った。
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