あの人へ、愛の言葉を。《2》
佐代は大学受験をしない。新体操を小さい時からやってた佐代は、その実力が認められ、推薦での大学入学がすでに決まっている。
一方私は…
「ねぇ、久瀬。
なんで久瀬は大学行きたいの?」
「…。なんでそんなこと聞くの?」
「だって、大学とか興味ないんだと思ってたから…受験するって聞いた時めっちゃ驚いたんだから!」
そのあと、8割は佐代の話を聞いていた。私はただ相づちをうつだけ。たまに思い出したように「久瀬はなんか話すネタないの?」とか聞かれるけど、気付いたら佐代の話にすりかわる。
(やっぱり佐代といると、忘れられる…)
たぶん二時間くらい話していたら、佐代の顧問の先生がやってきて佐代を連れていってしまった。
あ、なんか反論してるよ。佐代らしいなぁ…
「じゃあ久瀬!また新学期ね!」
一方私は…
「ねぇ、久瀬。
なんで久瀬は大学行きたいの?」
「…。なんでそんなこと聞くの?」
「だって、大学とか興味ないんだと思ってたから…受験するって聞いた時めっちゃ驚いたんだから!」
そのあと、8割は佐代の話を聞いていた。私はただ相づちをうつだけ。たまに思い出したように「久瀬はなんか話すネタないの?」とか聞かれるけど、気付いたら佐代の話にすりかわる。
(やっぱり佐代といると、忘れられる…)
たぶん二時間くらい話していたら、佐代の顧問の先生がやってきて佐代を連れていってしまった。
あ、なんか反論してるよ。佐代らしいなぁ…
「じゃあ久瀬!また新学期ね!」
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