桜の木とともに 本編33
退院をした桜だったが、すぐに倒れて入院する事が多くなっていた。
私は病院に行く度に
「体調を良くしなくて外出するからだよ」
ベッドの桜に言うものの、「だって、大和君の家に遊びに行きたくて、桜が散ったら意味ないんだよ?」
桜の木に会いたくて我慢しているのを知ると、
「じゃあ、今度写真持ってくるから、それでいいか?」
「あの場所に行かなきゃ意味ないの。行きたいなぁ〜」
わがままを言う桜を見兼ねた美由紀さんは、
「じゃあ、先生に頼んでみるから待ってなさい」
部屋を出ていく。
「あんまりわがままを言うなよ」
桜を少し怒ると、
「わかってるよ。でも本当に行きたくて、大和君と一緒に写真撮りたくて」
毎年撮っていた写真の件を話だす。
「無理して身体壊したいのか?桜が元気になんないと、桜の木だって悲しいよ」桜に言うも、
「我慢するのって嫌だよ」自分の立場にあたっていた。
美由紀さんが部屋に戻ってくるなり、「桜、1日だけなら外出していいって先生が」
少し慌ていた様子で話すと、
「本当に?やったぁ〜!」大喜びの桜を見て
「良かったな。これでドレスも着て写真撮れるな?」「うん!!」
急に元気になる桜だった。
私は病院に行く度に
「体調を良くしなくて外出するからだよ」
ベッドの桜に言うものの、「だって、大和君の家に遊びに行きたくて、桜が散ったら意味ないんだよ?」
桜の木に会いたくて我慢しているのを知ると、
「じゃあ、今度写真持ってくるから、それでいいか?」
「あの場所に行かなきゃ意味ないの。行きたいなぁ〜」
わがままを言う桜を見兼ねた美由紀さんは、
「じゃあ、先生に頼んでみるから待ってなさい」
部屋を出ていく。
「あんまりわがままを言うなよ」
桜を少し怒ると、
「わかってるよ。でも本当に行きたくて、大和君と一緒に写真撮りたくて」
毎年撮っていた写真の件を話だす。
「無理して身体壊したいのか?桜が元気になんないと、桜の木だって悲しいよ」桜に言うも、
「我慢するのって嫌だよ」自分の立場にあたっていた。
美由紀さんが部屋に戻ってくるなり、「桜、1日だけなら外出していいって先生が」
少し慌ていた様子で話すと、
「本当に?やったぁ〜!」大喜びの桜を見て
「良かったな。これでドレスも着て写真撮れるな?」「うん!!」
急に元気になる桜だった。
感想
感想はありません。