私と体温計
「あー、体熱い!風邪ひいたかなあ…ちょっと計ってみよ」
『38.5』
「うわあ…やっぱ熱あるじゃん…今日は合コンがあるのにい…」
『こんなに熱があっちゃあ、行けないね。ま、諦めな』
「なにこの体温計…熱だけじゃなくて言葉もわかるの?」
『合コンなんて止めとけ止めとけ。どうせロクな奴がいないぞ』
「今日は弁護士とか医者とかいい男が沢山いるのよー!あー困ったなあ…」
『年収で男選んでるのか?ダメだぞ、そんな事じゃ』
「うるさいわねぇ、男はルックスとお金よ!…そうだ!熱があるまま行けば介抱してもらえるかも!」
『…その前に救急車に運ばれるのがオチだぞ。とにかく、家で安静にしてろ』
「うー…」
『唸るな唸るな。そのまま寝てろよ。…お前がいなきゃ、俺は使ってもらえないんだからさ…』
「え…うん…わかった…」
「喋る体温計」
患者に無理をさせないように作られた物。これで多くの患者が無理せずに済んだという。
『38.5』
「うわあ…やっぱ熱あるじゃん…今日は合コンがあるのにい…」
『こんなに熱があっちゃあ、行けないね。ま、諦めな』
「なにこの体温計…熱だけじゃなくて言葉もわかるの?」
『合コンなんて止めとけ止めとけ。どうせロクな奴がいないぞ』
「今日は弁護士とか医者とかいい男が沢山いるのよー!あー困ったなあ…」
『年収で男選んでるのか?ダメだぞ、そんな事じゃ』
「うるさいわねぇ、男はルックスとお金よ!…そうだ!熱があるまま行けば介抱してもらえるかも!」
『…その前に救急車に運ばれるのがオチだぞ。とにかく、家で安静にしてろ』
「うー…」
『唸るな唸るな。そのまま寝てろよ。…お前がいなきゃ、俺は使ってもらえないんだからさ…』
「え…うん…わかった…」
「喋る体温計」
患者に無理をさせないように作られた物。これで多くの患者が無理せずに済んだという。
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