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真と偽8

[394]  ケシゴム  2006-08-13投稿
教官は何と空気を吸い、口から炎を出したのだ。

「凄い・・・」

俊はあっけにとられた。

「スキル名、発炎だ。このスキルは身体中から火を発生できる。今のは口から出したが。」

「そういう事は俺が教えるつもりだったのに全く。」
顔の渋い男が入ってきた。
「何だ典三か。ちなみに典三のスキルは心眼だ。人の考えてる事が手にとるように分かる。全くいやらしいスキルだ。」

「うるさい。それに俺は風も持ってる。」

「そうだったな。人は稀に2つのスキルを持っている事がある。典三の場合は風だ。風を操る事ができる。体を風で軽くして速く移動する事も可能だ。心眼と合わせれば情報収集もできるし、まさに忍者だな。」

「・・・坊主行くぞ。」

典三は何か不満げな顔だった。俊は頷いてついて行った。しばらく歩きある部屋に着いた。

「能力覚醒室だ。今日は特別に一人だが普段は30人くらいと一緒だ。これから坊主の潜在能力を引き出す修業をする。覚悟はいいな。」

「お願いします!」

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