同窓会 2
中学時代、香奈が龍太君のことを追いかけていたので、私と美紀はいつもそれに付き合わされていた。
昼休みや部活が終わった帰り道や、廊下やベランダ。どこまでも香奈は龍太に近づく努力を惜しまなかった。
なので、私も自然と龍太君のいるグループに目をやることが多かった。そこにはいつも樹君の姿があった。
社交的でお調子者なキャラの龍太君とは逆で、樹君はクールな印象だった。女の子と話してる所なんて見たことがなかった。
ただ、段々見ているうちに樹君と目が合うようになってきた。そして、香奈のあからさまな龍太君へのアピールに樹君だけは気づいたみたいだった。
ある日の放課後、部活へ行くため下駄箱で体育館シューズに履き替えていると、帰ろうとしている樹君が来た。
話したことはないけど、毎日お互いのことを見ているのでなんだか親近感が湧いたが、話すことも特にないのでそのまま部活に行こうとした。
「…あ、ちょっ」
いきなり樹君に声をかけられ、まさか自分じゃないだろうと周りを見渡したが誰もいない。
「あれ脈ないよ。龍太、他に好きなヤツいるから。」
「は?何それ。」
香奈のことを否定されて私は腹が立った。
昼休みや部活が終わった帰り道や、廊下やベランダ。どこまでも香奈は龍太に近づく努力を惜しまなかった。
なので、私も自然と龍太君のいるグループに目をやることが多かった。そこにはいつも樹君の姿があった。
社交的でお調子者なキャラの龍太君とは逆で、樹君はクールな印象だった。女の子と話してる所なんて見たことがなかった。
ただ、段々見ているうちに樹君と目が合うようになってきた。そして、香奈のあからさまな龍太君へのアピールに樹君だけは気づいたみたいだった。
ある日の放課後、部活へ行くため下駄箱で体育館シューズに履き替えていると、帰ろうとしている樹君が来た。
話したことはないけど、毎日お互いのことを見ているのでなんだか親近感が湧いたが、話すことも特にないのでそのまま部活に行こうとした。
「…あ、ちょっ」
いきなり樹君に声をかけられ、まさか自分じゃないだろうと周りを見渡したが誰もいない。
「あれ脈ないよ。龍太、他に好きなヤツいるから。」
「は?何それ。」
香奈のことを否定されて私は腹が立った。
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