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紅の月『第十話』桜

[316]  文下手  2006-08-13投稿
「そういう事があったとはね〜」香織が呟いた。今から四百年前に魔物が出現し、今もいる。信夜はいろんな事で頭がいっぱいになっていた。
「信夜、公園で少し休むぞ。」焔が言った。信夜はまだ考えで頭がいっぱいだ。「しかし何で四百年後の今になって出てきたんだろ?」香織が言った。その時、一人の少女が信夜達の前に現れた。
「馬鹿があまり歴史を考えないほうがいい。」
「てめぇ、何者だ?」信夜が言う。
「光希磐桜(みきいわさくら)だ。貴様らが武器を持つ意味などない。消えろ」彼女は大剣を構え、信夜達に襲いかかる。信夜は光輝刀を抜き、二人より先に戦いを始める。
「一の刀 速刀!」残像の出る速さで走る。桜も応戦する。
「氷砕陣」氷柱や氷の塊が地面から出現した。信夜はできるだけ逃げたが、いくつか直撃する。
「…っ。」信夜は肩を抑える。
「格が違うのだ。消えろ」「負けねぇよ。いくぜ!二の刀 剛刀!」光輝刀は光を放ち、刃と柄が赤色に変わった。

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