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神のパシリ 49

[394]  ディナー  2009-12-16投稿
「…つまり、俺が奴の…
フェルゼルの体を
奪ったと…?」

ようやく落ち着いた
レミーシュから、二人は
あの時…
レミーシュと魂喰いの
対面時の会話を
聞き出した。
(33と34の狭間参照)

「なるほど…その言い回しから察するなら、
フェルゼルで間違いない
んだろうねぇ」

レミーシュの態度に、
キアはある程度許した
のだろう。彼女の拘束
を自ら解いている。

「奴に振り回されるのは
不服だけど…
目的を知りたくなるね」

キアの言葉に、ゼルは
素直にうなずく。

「…お前も…
知りたいのだろう…?」

レミーシュもうなずく。

「できれば…フェルゼル兄を…助けたいけど…」

「…それは、目的と…
奴次第…だな」

ゼルはそう言って、
月の女神より賜った、

『鍵』

を、しげしげと眺めた。




神ですら叶わぬ、
『時の流れ』
の操作。



全ての命は…

全ての存在は、

流れる『時』によって
成立しているに
ほかならない。

それを、意のままに操る…
場合によっては
神の存在すら否定し、
無へと帰すもの。

それを得た同業者は、
果たして力を貸すのか。

神を越えた存在と
なりえる者に。

「…他にないのだ」

自分に言いきかせ、
ゼルはレミーシュとキアに目をやる。

「…行こうか…神を越えた者の所に」

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